近年、プログラミング教育が過熱していますよね。
小学校でのプログラミング教育の必修化や、2025年以降の大学入学共通テストで、プログラミングなどの基礎知識を問う新教科「情報」を原則として課すことも決まっています。
その一方で、ネット上では、
- 子どものプログラミング学習は意味がない!
- やるだけ時間の無駄だ!
と、主張している人もたくさんいるようですね。
保護者世代はプログラミングを教科として学んだことがないため、実態がよく分からないという口コミもあります。
子どものプログラミング学習は意味がないと言われている理由は、
実は、小学校などで使われている「スクラッチ」が遊びみたいで、効果がないんじゃないの?と思われている方もいるようです。
この記事では、
- 子どものプログラミングって、なんで意味がないと言われてる?
- スクラッチって何?そこから学べること。
- 子どものプログラミングを意味のあるものにしていくためのコツ!
などについて、解説していきます。
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目次
子どものプログラミング学習って?
プログラミングとは?
そもそも、プログラミングとは、「コンピュータのプログラム」を組む作業のことです。
システムを構築する上で必ず必要な作業であり、IT系の職種ではプログラミングスキルは必須とも言えます。
プログラミングを行うためには、
- プログラミング言語に関する知識
- スキルやプログラムを組むための思考力
など、専門性の高いスキルが必要になります。
子どものプログラミングの目的は?
子どもが学ぶプログラミングは、一言でいうと、
「プログラミング言語を学ぶ」というより、
プログラミング的「思考力」を付ける
ということに、フォーカスされています。
実は、ここにプログラミングに対しての学習の認識の差がうまれているのです。
子どものプログラミング学習の教材
小学校でプログラミング教育として学ぶのは、「ビジュアルプログラミング」というものです。
ビジュアルプログラミングとは、指示の言葉がブロックになっていて、それを組み合わせて、プログラミングを組みやり方です。
代表的なものに、子どもに人気のスクラッチがあります。
直感的にプログラミングを組めるので、子どものプログラミング教育に採用されています。
子どもは、スクラッチを使って、ゲームやアニメーションを作ったり、ロボット制作したりして、プログラミングを学ぶことができます。
結局のところ、ビジュアルプログラミングができるようになっても、プログラミングを組めるということにはならないんです。
もちろん、ビジュアルプログラミングで「プログラミング思考力」「問題解決力」など、様々な力を付けることができると言われているため、小学校で採用されています!
子どもプログラミング学習の最終地点
子どもがプログラミング学習するときに考えておきたい目標は、
ビジュアルプログラミングで終わらせないこと!
に、尽きると思います。
プログラミング学習を積み重ねていけば、小学校高学年以上になると、大人も使うようなテキストプログラミングも組むことが可能です。
プログラミング学習を始めるなら、このテキストプログラミングまで学ぶことを意識しながら進めていくことが重要です。
子どものうちからプログラミングを学ぶ意味って??
子どもがなぜプログラミングを学ぶのかという問いに対しては、さまざまな答えが考えられます。
例えば、
- 思考力・問題解決力・集中力を付けること
- 将来の職業選択の幅を広げること
などがあげられます!
「プログラミングいくら稼げるのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。
プログラミングは専門性が高いスキルであるため、仕事を探す上で大きな武器になります。
プログラマーの平均的な年収は約800万円ですが、より高度なスキルや資格を有し活躍できれば、さらに高い収入も十分狙えます。
これからもプログラミングができる職種の需要は高まると見込まれており、将来性があることも魅力です。
また、プログラミングを通して養われる数々の能力は、ほかの教科や、勉強以外の実生活、将来の仕事においても必ず役に立ちます。
子どもの頃からこうした能力を磨いていけば、人生のさまざまな場面においてそれを活用しながら、より豊かに生きていけるでしょう。
子どもがプログラミング学習をするメリット
プログラミング学習をするうえでのメリットも、きちんと理解しておきましょう!
プログラミング学習をすると、このようなメリットがあると一般的に言われています。
- 論理的思考が身に付く
- 問題解決力が身に付く
- 想像力が養われる
- 将来の職業選択に活かせる
それぞれについて、詳しく解説していきます!
子どもがプログラミングを学ぶメリット①論理的思考が身に付く
プログラミングを行う上で欠かせないのが論理的思考です。
コンピュータは人間は異なり、その場の雰囲気を読んだりこちらの気持ちを察したりすることがありません。
筋道の立った明確な命令がなければ動けないのです。
プログラミング学習では、コンピュータへの命令に必要なものとして、プログラミング言語や論理的な思考などを学びますが、学びを通してプログラミング以外でもプログラムへの指示のような考え方ができるようになります。
筋道が立っているか、わかりやすいかなど、論理的な思考は今後の人生のさまざまな場面で役立つはずです。
子どもがプログラミングを学ぶメリット②問題解決力が身に付く
プログラミングは必ず作業がスムーズに進むわけではありません。
想定通りの動作が行われない、バグが発生しているなど、作業をしていく中で問題が起こることも多々あります。
問題が起こったら、そもそも何が原因となっているのかを明確にした上で、どのようにすれば解決できるのかを考え実行します。
このような問題解決力もプログラミング以外の場面でも活用できるでしょう。
問題が発生したときに辿るべきプロセスは、ほとんどどのシチュエーションでも同じです。
子どもがプログラミングを学ぶメリット③想像力が養われる
プログラミングはそれを活用しどのようなシステムを構築するかが重要です。
プログラミングを駆使すれば、コンピュータに多様な動作をさせることができます。
私たちが普段何気なく使っているインターネット、SNS、ゲーム、全てプログラムがベースになっているのです。
プログラムを学んでいるうちに「プログラムを使ってこんなことがしてみたい」と想像することもあるでしょう。
プログラムを通し、想像力や発想力を養えることもプログラミング学習のメリットと言えます。
子どもがプログラミングを学ぶメリット④将来の職業選択に活かせる
プログラミングの知識・スキルを身に付けておけば、将来IT分野の職業を選択する際に活用できます。
例えばプログラマーを始めとしたシステムエンジニアを目指す上で活かせるでしょう。
プログラミングは一朝一夕で身に付けられるものではありません。
プログラミング未経験からプログラマーを目指すなら、前段階としてある程度スキルの習得期間が必要になります。
子どものうちからプログラミングを学んでおけば、この習得にかける時間を省くことができるでしょう。
子どもがプログラミングを学ぶデメリット
次に、子どもがプログラミングを学ぶ時のデメリットについて解説したいと思います。
プログラミング学習をすると、このようなデメリットがあると一般的に言われています。
- ほかの教科の学習時間が減る可能性がある
- パソコンを長時間使用すると体調に影響が出る可能性がある
子どもがプログラミングを学ぶデメリット①ほかの教科の学習時間が減る可能性がある
プログラミング学習を行えば、子どもにおいては学ぶ教科が1つ増えます。
プログラミング学習の時間を確保するため、ほかの教科の学習時間が減る可能性があることはデメリットの1つです。
中学や高校になると、勉強しなければならない教科自体も増えていきます。
そこで、小学生のうちからある程度プログラミングができるようになっていると、有利になるでしょう。
ほかの教科の学習の状況も確認しつつ、どの教科もバランス良く学んでいけるよう、周りの大人も気を配ってあげることも大切ですね。
子どもがプログラミングを学ぶデメリット②パソコンを長時間使用すると体調に影響が出る可能性がある
プログラミング学習はパソコンを使用して行います。
学習することで、パソコン画面を見る時間は従来より多くなるでしょう。
しかし、パソコンを長時間使用すると、体調に影響が出る可能性もあるので注意が必要です。
例えば画面を見続けることによる目の疲れ、同じ姿勢をとり続けることによる体のこりなどが考えられます。
机の高さを工夫したり、猫背にならないような椅子にしたり、工夫が必要です。
子どもが快適に学習を進められるような環境づくりや適度な休憩などを意識し、無理なく学ぶことがポイントですよ!
【さいごに】子どものプログラミングを意味あるものにするために
いかがでしたでしょうか。
子どものうちからのプログラミング学習を意味のあるものにするためには、
ビジュアルプログラミングで終わらせず、テキストプログラミングまで学ぶ道を作ることが重要
です!
ちなみに、プログラミング学習というのは、算数と同じ「積み重ね」学習と言われています。
基礎からある程度の時間をかけて学ぶことが一番の近道です。
ビジュアルプログラミングが簡単だから、と手を抜かず下積みを作っておきましょう!
もし、小学生のうちにある程度のプログラミングまでできるようにしておきたい!という場合には、自宅で学習する選択もありますし、スクールに通って学ぶ選択もあります。
もちろん、独学でも学べますが、効率的に学ぶなら、スクールに通うのが絶対いいです。
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