こんにちは、キッズプログラミング研究社の運営事務局です。
今回は、こんなお悩みにお答えします!
- 「デジタル教科書」って耳にするけど、教科書はどんな風に変わっちゃうの?
- うちの子の小学校にはいつ導入されるのかしら?
- 「デジタル教科書」って、どんなメリットやデメリットがあるの?
「デジタル教科書」が、2024年に本格導入されることをご存じでしょうか?
一部の市町村では、すでに独自に採用している小学校もあるようですが、ほとんどの小学校ではこれから数年かけて導入されることが決まりました。
しかし、親世代には馴染みのないデジタル教科書の採用は、子どもの学びはいったいどのように変化するのでしょうか。
そこで今回は、こちらについてご紹介します!
- 「デジタル教科書」とは?
- 導入時期について
- メリットとデメリット
この記事を読んでいただくと、デジタル教科書の基本的なことが分かります。
ぜひこれからの教育について考えるきっかけにしてくださいね。
それでは、どうぞ!
「デジタル教科書」ってなに?
今までの教科書といえば、もちろん紙でしたが、その名の通り教科書をタブレットやパソコンから見られるようにすることです。
日本では、2019年度の法改正により、教科書を紙だけでなく、デジタルでも使えるようになりました。
デジタル教科書になると、こんなことができるようになります。
- 教科書をネイティブスピーカーの音声で再生
- 動画やアニメーションで教科書の理解しやすく
- ペンやマーカーの機能の充実
- 電子黒板を使った端末画面の共有
いつから導入されるの?
次に、デジタル教科書がいつ導入されるのか、解説していきましょう。
文部科学省は、2024年度からの本格導入を目指す。(2021年10月時点)
2021年度時点では、希望する全国約4割の学校に1教科分のデジタル教科書を普及促進し、2022年度には、国公私立の全ての小5~中3に1教科分を無償提供の予定だそうです。
数年後には、みなさんのお手元にもデジタル教科書が配布されそうですね。
しかし、導入には各自治体の環境整備や財政的にすぐに導入できない市町村もあるようです。
地域によっても差が出てきそうですね。
「デジタル教科書」のメリットは?
子どもにとっては、どんな教科書となるのでしょうか?メリットを解説します。
- 「読み上げ機能」や「ルビふり機能」があるため、子どもにとって読み書きの負担が少なく、その教科の学びを深めることができる。
- 書き込んだ教科書を先生と生徒で共有し合える。
- 図や文字の拡大ができ、分かりやすい。
- 通学時の荷物負担の軽減。
近年は、読み書きの能力低下が指摘されていますね。
「デジタル教科書」は、学びの負担が少ないため、積極的に授業に参加できることができる子が増えたそうです。
「デジタル教科書」の導入が、子どもの自己肯定感に繋がるという考え方もあるようです。
「デジタル教科書」のデメリットは?
それでは、デメリットを見てみましょう。
- 視力や姿勢などの健康面への影響が懸念される。
- 学習の定着度が図れるのか疑問視する声も。
- 現段階では、教科書会社ごとにパスワードや仕様が異なるため、児童がアカウントの管理をできるのかどうか。
現段階では、すべてがデジタル教科書になるわけではなく、一教科だけの導入から始まるので、しばらくは紙とデジタルの併用で授業が進められそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「デジタル教科書」について解説しました!
「デジタル教科書」導入には、賛否あると思いますが、子どもたちの授業の理解度が上がったり、積極的に授業に参加できる子が増えるのであれば、導入するのもいいのではないかと思います。
今の子どもには何か必要なのか、子どもに寄り添った制度の導入がされるといいですね。