
幼児の算数はリアルな情報があまりなく、家庭の中でどう関わればいいか迷うことも多いのではないでしょうか。
実は、小学生の男の子と女の子2人の子どもを持つ私自身もそうでした。 いろんな方のインスタやブログなどを見て、 数々のプロママ?プロキッズ?を見ては、我が家は・・・と、不安に思いながらも、必死に積み重ねてきました。
その結果、子どもたちは算数が好きになり、自ら、算数オリンピックも目指すようになりました。
その経験をもとに、この記事では、幼児期に算数力を育てる考え方や家庭でできる関わり方、教材や教室選びのヒントを、整理してみたいと思います。

あくまで、私 1人の経験からこの記事を書いていますので、 これが全てと思わず、ご自身の環境や子供の個性によって、ぜひ参考にしてみていただけるとうれしいです!
目次
幼児期から算数を学ぶといい理由
「算数は小学生からでいいのでは?」と思う方も多いかもしれません。早いと、2〜3歳頃から公文の算数を始める人がいたり、幼児期に九九を言える子、など色んな投稿を見かけます。
ただ、私自身の子育てを通して感じているのは、算数はとても小さなことの積み重ねで、家庭の環境次第だということです。
ここでお伝えしたいのは、難しいことを早くやらせたり、早くから公文やドリルをやらせるという意味ではありません。生活の中で数に触れる本質的な経験を、少しずつ重ねていくことが大切だと感じています。
算数は「小さなできた」の積み重ね
算数は、ある日突然できるようになる教科ではありません。数える、比べる、増えることに気づく、といった小さな理解の積み重ねと経験でできています。
幼児期から数に親しんでいると、小学校に入ってから出てくる内容も、どこか見覚えのあるものになります。結果として、授業が「初めて」ではなく「知っていることの延長」に感じやすくなるように思います。
息子は、色々な方法で算数を学んできましたが、長年に渡り繰り返しやることで楽しめるようになってきました。
先取りが「自信」につながる場面もある
ここでいう先取りは、ドリルをどんどん進めることではありません。数の感覚が先に育っている状態を指しています。
小学校で算数を習い始めたとき、「これ知ってる」「前にやったことがある」そんな感覚があると、子供は安心して授業に向き合いやすくなります。
この安心感が、算数への苦手意識を作りにくくし、前向きな気持ちにつながると感じています。そういう状態になってドリルをさせると、親子共々スムーズに勉強に繋げることができます。
長女は、そこまで数への興味はありませんでしたが、年長でどんどんドリルをやるようになり、100までの数の足し引きはバッチリでした。
自信がつくと、もっとやってみたくなる
算数に限らず、子供は「できた」という経験があると、自然と次も頑張りたくなります。
自信は、やる気のきっかけになることが多いです。
幼児期から数に触れてきた子は、算数に対して構えすぎずに向き合えるようになります。
その結果、「もう少しやってみようかな」という気持ちが生まれやすくなるように感じます。
難しいことをやらせなくても大丈夫
ここまで読んで、「やっぱり早くから勉強させないといけないのかな」と感じた方もいるかもしれません。
ただ、私自身は難しい内容を幼児にやらせる必要はないと思っています。
お風呂で数える、買い物で数を見る、遊びの中で量に気づく。
そんな生活の中の積み重ねで、算数の土台は十分育っていきます。

「先取り=難しい勉強」ではなく、生活の中で数に親しむことが、いちばん自然な先取りだと思っています。
幼児の算数/伸ばし方は「遊び」と「生活」から
幼児の算数の伸ばし方というと、ドリルや計算練習を思い浮かべる家庭は多いですよね。私が幼児期に大切にしていたのは、数字を覚える前の「数の感覚」を育てることです。
ここでは、幼児期の算数が伸びやすい家庭環境や、日常で意識したいポイントをお伝えしたいと思います。
幼児の算数は計算より「数の感覚」が先
幼児期の算数では、足し算や引き算を急いで教える必要はありません。先に育てたい力は、数の大小や量の違いに気づく感覚です。
たとえば、次のような感覚が算数の土台になると思います。
- お菓子が「多い」「少ない」と感じる
- 兄弟と比べて数が違うと気づく
- おもちゃを数えながら並べる
数の感覚が育っていない状態で計算を始めると、暗記に頼りやすくなり、子ども自らの数に対する気づきが少なくなると感じます。
幼児の算数で、伸ばし方を考えるときは、「正解を出す」より、「気づく経験」を重ねていくことが大切だと思います。
伸びる家庭に共通する声かけの特徴って?
算数が得意になりやすい幼児の家庭には、共通する声かけがあると思います。答えを教えるより、考えるきっかけを与える言葉が多い気がします。
たとえば、次のような声かけが役に立つのではないでしょうか。
- 「いくつあると思う?」
- 「どっちが多いかな?」
- 「同じ数にするにはどうする?」
このような声かけをすると、数を意識する習慣につながります。間違いを正すより、考えた過程を認める姿勢が大切です。幼児期の算数は、親の説明やたくさんの計算より、まずは子どもへの問いかけを少し変えていくだけで、変わっていきます。
苦手を作りにくい関わり方とは
もし、お子さんが算数を苦手、やりたくないと思っているようなら、もしかすると、「できない経験」が続いているのかもしれません。幼児期は特に、プライドが高く、失敗の印象が強く残りやすい時期です。
苦手を作りにくくするためには、次の3点を意識していました。
- 正解にこだわりすぎない
- 途中でやめても責めない
- 遊びの延長として扱う
間違えてもいい、ただの遊びだ、というような安心や親の余裕があると、幼児のうちは楽しんで学ばせやすくなりますよ!

私は、算数は教科になる前から始まっていると思っています。生活と遊びの中で数に触れる時間が、勉強の土台になります!
幼児に数を教える方法/家庭でできる5つの工夫
子供に数を教える方法を考えたとき、教材や教室を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
私自身も、何か特別なことをしないといけないのかな、と悩んでいた時期がありました。
ただ、幼児期の算数は、日常生活の中でのちょっとした関わりから育っていくものだと感じています。
ここでは、家庭ですぐに取り入れやすく、無理なく続けやすい数の教え方を、いくつか紹介していきます。
お風呂・食事・買い物で数に触れる
幼児に数を教える方法として、取り入れやすいと感じているのが、生活の中で数を意識する関わり方です。
机に向かって勉強する時間を作らなくても、自然に数に触れる場面はたくさんあります。
たとえば、こんな場面です。
- お風呂で10数えながら湯船につかる
- 食事のときに「お皿はいくつあるかな?」と声をかける
- 買い物中に果物の数を一緒に数える
こうした声かけを続けていると、数が特別なものではなく、身近な存在として感じられるようになります。
生活の流れを止めずに数を扱える点は、幼児期にはとても合っている方法だと思います。
数を「見える化」する道具の使い方
幼児は、数字だけを見ても意味を理解しにくいことが多いです。
そのため、数を目で見て、手で触れる形で伝えると、理解しやすくなると感じました。
家庭で使いやすい道具には、次のようなものがあります。
- 積み木やブロック
- おはじきやビー玉
- 数が書かれたカード
数を声に出しながら並べてみると、量と数字が少しずつ結びついていきます。
こうした見える形で数を扱う経験が、後の計算理解の土台になると感じています。
数カード・積み木・ブロックの選び方
子供に数を教える方法を考える中で、道具選びに迷うこともあるかもしれません。
個人的には、複雑すぎる教材より、シンプルなもののほうが使いやすいと感じています。
選ぶときは、次の点を意識していました。
- 数が少なく、構成がシンプル
- 手で触って自由に動かせる
- 遊び方が1つに決まっていない
遊び方を決めすぎない道具は、子供自身の考えや工夫を引き出しやすいです。
幼児期の算数では、道具を通して考える時間そのものが力になっていくと思います。
1から10まで言える 何歳?発達の目安と焦らない見方
「1から10まで言えるのは何歳頃なのか」と気になる方はいませんか?私は、周りと比べては、少し不安になったことがありました。ただ、数を言える早さだけで、算数の得意不得意が決まるわけではないと今では思えます。
ここでは、年齢ごとの目安とあわせて、焦らず見守るための考え方を整理してみます。
2歳・3歳・4歳・5歳の目安(言える・わかるの違い)
1から10まで言える年齢には、かなり個人差があります。あくまで目安としてですが、次のような傾向が見られることが多いようです。
- 2歳頃:数をまねして口にする
- 3歳頃:1から5程度まで言える
- 4歳頃:1から10まで言える子が増える
- 5歳頃:数と量が結びつき始める
ここで大切なのは、「言える」と「わかる」は別の力だという点です。数を順に唱えられても、量を理解しているとは限りません。
数唱はできるのに数がわからない理由って?
数唱が得意でも、数の意味がまだ理解できていない幼児は多いです。数の言葉だけを先に覚え、実体験が少ない場合に起こりやすいように感じます。
たとえば、次のような様子が見られることがあります。
- 10まで言えるが、5個を正しく取れない
- 数えるたびに順番がずれる
- 最後の数が全体の数だと理解できていない
この段階では、繰り返し数える体験が必要な時期だと思います。正確さを急ぎすぎると、数に対する苦手意識につながることもあるので、あくまでも遊びの一つとして生活に取り入れてみてくださいね。
遅れに見えるときのチェックポイント
周囲と比べて、遅れているように見える場面もあるかもしれません。
ただ、算数の力は一直線に伸びるものではないと感じています。
次のような様子が見られれば、過度に心配しなくても大丈夫なことが多いです。
- 数に興味を示している
- 自分から数えようとする
- 量の違いに気づいている
数を嫌がらずに触れている状態は、算数の土台が少しずつ育っているサインだと思います。
1から10まで言える年齢にとらわれすぎず、過程を見ていく視点を大切にしたいですね。
ここまで書いてきましたが、あくまでも子どもによってかなり個人差があります!親が焦ると、必ず子どもにプレッシャーを与えてしまうことになり、子どもが嫌がります!嫌がるくらいなら、少し離れたほうがいいと思います。
1~2ヶ月でも算数から離れてみて、落ち着いて様子を見ることも大切です。時間が成長させてくれることも多いので、周りとは比べず、焦らず、レベルを落としてでも細々と続けていくことがポイントだと思います。
5歳児に足し算を教えるには?つまずかない教え方
5歳前後になると、「そろそろ足し算を教えたほうがいいのかな?」と迷う方も多いのではないでしょうか。ただ、幼児期の足し算は、式を書く練習よりも、数が増える感覚をつかむことで土台を作り、筆圧が安定してきたら、計算の練習を始めるとスムーズだと思います。
ここでは、5歳児が無理なく足し算に親しめる関わり方を整理してみます。
幼児の足し算は「合わせる体験」から入る
5歳児に足し算を教えるとき、まず意識したいのが「数を合わせる体験」です。数字や記号を先に見せると、意味がわからないまま覚えてしまうこともあります。
たとえば、こんな場面が役に立ちました。
- お菓子を2つと3つ並べて合わせる
- 積み木を集めて数が増える様子を見る
- 友だちが増えた人数を一緒に数える
数が増える様子を目で確認できると、足し算は「増えること」だと自然に理解しやすくなります。こうした体験を重ねていくと、少しずつ計算にもつながっていくように感じます。
指を使う・使わないの考え方
足し算の場面で、「指を使わせていいのかな?」と悩む声はよく聞きます。5歳児の場合、指を使う方法は、数を理解するための大切な手がかりになると思います。
指を使うことで、次のような力が育ちやすくなります。
- 数と量を結びつけて考える
- 数える順番を意識する
- 自分で考える時間を持つ
無理に指を使わないようにさせる必要はありません。理解が進むにつれて、自然と指は使わなくなることが多いです。
5歳児の足し算で、よくあるつまずきと声かけ例
5歳児の足し算では、つまずきやすいポイントがあります。
多くの場合、理解が足りないというより、経験がまだ少ないだけのことが多いように感じます。
よく見られるのは、次のような場面です。
- 数え直す途中で混乱してしまう
- 途中の数を飛ばしてしまう
- 答えを急いで間違えてしまう
こうした場面では、「もう一回数えてみようか」と声をかけていました。正解を急がず、考え直す時間を認める姿勢が大切だと思います。安心して試せる環境があると、足し算への抵抗は少なくなっていきますよ。
幼児期に頭のいい子の特徴は?算数につながる力の育て方
幼児期に頭のいい子の特徴は、早く計算ができることだけではないと感じています。もちろん計算は算数の土台なので、大切なのですが、算数につながる力は、日々の考え方や行動の中に表れていることが多いなと感じています。
ここでは、幼児期に育っていると算数に結びつきやすい力を整理してみます。
「考える力」が強い子に多い行動
算数が伸びやすい幼児には、いくつか共通する行動が見られます。答えをすぐに求めるより、自分なりに試そうとする姿が多いように感じます。
たとえば、次のような様子です。
- やり方を変えながら何度も試す
- うまくいかなくても諦めずに続ける
- どうしてそう思ったかを言葉にしようとする
こうした行動は、数や量を扱う力の土台になっていきます。ただ、個人差や男女差もあるので、必ずしもこういう特徴がないとダメかと言うと、そうでもありません。
子どもの行動を客観的に分析しながら、結果よりも過程を大切にする関わりが、考える力を育てると感じています。
図形・空間・パズルで伸びる力
幼児期の算数は、数字だけで成り立つものではありませんよね。算数と言っても、色んな問題が出てきます。よく言われていることですが、図形や空間を扱う遊びも、算数につながる力を育ててくれると感じます。
家庭で取り入れやすい遊びには、次のようなものがあります。
- パズルや型はめ遊び
- ブロックで形を作る
- 積み木で家や街を作る
- 折り紙で色々な形を作る
形を考えながら手を動かす経験は、図形の理解につながります。
我が家も、小学生の兄はビー玉転がしや、ダンボール遊びが好きでした。今でも折り紙は大好きです。名前もない遊びもたくさんしていて、これは?と思うこともありましたが、そういう時は、集中力を育てているのかな、とあまり気にしないようにしていました。
間違いを怖がらない子の育て方
算数が伸びる幼児は、間違いを必要以上に怖がらないことが多いです。失敗も学びの一部として受け止めているように見えます。
家庭で意識していた関わり方は、次のような点です。
- 間違いを責めない
- 考えた点を言葉にして認める
- やり直しを自然に促す
安心して試せる環境があると、幼児は挑戦しやすくなります。
間違いを通して考える経験が、算数への自信につながっていくと思います。
幼児の算数の伸ばし方のまとめ
幼児 算数 伸ばし方を考えるとき、早く計算を教える必要はないと感じています。
幼児期に大切なのは、数や量に気づき、考える経験を少しずつ積み重ねることです。
この記事では、幼児期の算数について次の内容を整理してきました。
- 遊びや生活の中で数の感覚を育てる方法
- 年齢ごとの発達の目安と見守り方
- 5歳児に足し算を教えるときの考え方
- 算数につながる思考力の育て方
- 教材や教室を選ぶときの判断軸
幼児の算数は、家庭での声かけや関わり方によって伸びやすくなると感じています。
できることを少しずつ増やしていく視点が、算数への自信につながります。
家庭での工夫に加えて、教材や教室を取り入れる選択肢もあります。
子供の性格や家庭のスタイルに合う方法を選ぶと、学びは続けやすくなります。
年齢別の算数の伸ばし方については、別の記事で詳しくまとめています。
小学校低学年・高学年向けの内容もあわせて読むと、成長の見通しが立てやすくなると思います。
